島根県の人気観光スポットを紹介!

島根県の人気観光スポットを紹介!

神秘の国、島根県

パワースポットがたくさん!

中国地方のの日本海側の西部にある「島根県」
豊かな自然に囲まれた神々の国である島根県には“パワースポット”が多数存在します。
そして、全国的にも有名な「出雲大社」があり、日本で唯一、”神在月”のある県として知られています。

 

神々の世界が描かれた「古事記」との関係も深く、島根の歴史が記された現存する風土記の中で、唯一キレイな状態で残っている「出雲国風土記」は、奈良時代の様子を知ることのできる貴重な資料として大切に保管されています。

 

また、世界遺産として登録されている「石見銀山」も有名な観光スポットで、毎年多くの人が見学に訪れます。

 

島根のグルメ

県内にはそば屋が多くあり、出雲そばが定番メニューとなっています。
出雲そばは色黒でコシがあり、香り高い麺を使用した島根県独特のそばで、島根県定番のグルメとなっています。

 

隠岐島、中国山地の山林牧野などで育てられたしまね和牛は、国内のコンテストで上位を獲得したこともあり、色鮮やかな上質な「霜降り肉」は深いコクと風味豊かな味わいを楽しめます。

 

宍道湖で穫れる大和シジミは大粒で栄養が豊富なので、島根観光のお土産に選ばれています。
淡水と海水が混ざりあう汽水湖である宍道湖はスズキ、シラウオ、コイ、ウナギ、モロゲエビ、アマサギが穫れ、シジミを含めたこれらは「宍道湖七珍(しんじこ しっちん)」と呼ばれています。

 

また、冬のシーズンには松葉ガニを提供してくれる飲食店やホテル・旅館も多くあり、充実したグルメ旅を楽しめます。

 

島根県東部

出雲大社

出雲大社島根県といえば、最も有名な観光スポットはやはり『出雲大社』です。
縁結びの神社として知られており、「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」である大黒様が祀られています。
他にもご本殿裏にある素鵞社(そがのやしろ)」には、大国主大神様の親神である「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」や他の神々も祀られています。

 

境内には、「因幡の素兎」がモチーフとなった兎の石像が36体設置されており、さまざまな表情の兎を見ることができます。
また、神楽殿(かぐらでん)には、非常に大きなしめなわがかかっており、その存在感は参拝者を驚かせます。

 

古来より日本では旧暦の10月を「神無月(かんなづき)」と呼んでいますが、この月は日本中の神々が出かけてしまうため“神の無い月”として呼ばれていました。
いなくなった神々はどこにいるのかというと、この出雲大社に集うため、島根県の東部では10月を「神在月(かみありづき)」と呼んでいます。

 

出雲大社では、毎月祭事が行われているので、出雲大社ホームページの祭日表を参考に参拝に赴いても良いでしょう。

 

出雲大社 ホームページ

 

島根ワイナリー

島根ワイナリー出雲市大社町菱根にあるワインメーカー『島根ワイナリー』
島根県の特産品のひとつ「ぶどう」を栽培しており、ワイナリーの名の通り、ワインを製造しています。
島根ワイナリーは観光工場となっており、工場見学ができます。

 

ワインの試飲も豊富で、お気に入りのワイン探しやお土産選びに最適。
ぶどうジュースや干しぶどう、ケーキもあるので、小さいお子様も楽しむことができます。

 

ワインと島根和牛が味わえるバーベキューハウスで食事することもでき、島根の味を堪能できます。
ワイン好きはたまらない施設となっています。

 

島根ワイナリー

 

松江城

松江城2015年7月に国宝に指定された『松江城』
天守閣では松江の景観を360度見渡すことができ、周辺は遊歩道が整備され、松江城の外観をゆっくり見ることができます。
また、松江城を囲む約3.7kmの堀川を、遊覧船で歴史や風情のある景色をゆったりと楽しむこともできます。

 

毎年9月から10月にかけて、「松江水燈路」が開催され、ライトアップされた松江城など幻想的な雰囲気になります。

 

周辺地域には怪談「耳なし芳一」などで有名な作家・小泉八雲の「小泉八雲記念館」や江戸時代の「武家屋敷」といった歴史的な重要文化財も見ることができます。

 

松江城 ホームページ

 

宍道湖

宍道湖島根県松江市にある『宍道湖(しんじこ)』は、シジミ漁で有名です。
海水と淡水が入り交じる汽水湖ということもあって、スズキやウナギ、コイやシラウオなど様々な生き物が生息しています。
どんな生き物が生息しているかは、「宍道湖自然館ゴビウス」で知ることができます。

周囲約45kmと全国で7番目の大きさのある宍道湖は夕日が美しく、日本夕陽百選にも選定されています。
鑑賞ポイントもいくつかあり、松江市観光公式サイトでは“宍道湖夕日指数”という宍道湖に映える夕日が見える度合いを知ることができます。
松江に立ち寄った際に、一度は見ておきたい風景です。

 

宍道湖には「嫁ヶ島(よめがしま)」という島が存在し、姑にいじめられた嫁が湖で水死した際に水神が浮き上がらせたという伝説があります。

 

宍道湖

 

宍道湖自然館ゴビウス

宍道湖自然館ゴビウス出雲市園町にある体験学習型水族館『島根県立宍道湖自然館ゴビウス』
日本有数の汽水湖である宍道湖や、中海をはじめとした河川などの水域に生息する生き物を中心に飼育展示されています。

全長18メートルにも及ぶ河川の上中流域と中下流域を再現した「河川ジオラマ水槽」は見ごたえがあります。

特別展の場、休憩・学習の場として利用されている「あそびっ湖 まなびっ湖ひろば」に設置されている大型タッチプールでは、ヒトデにさわれたり、箱メガネで観察することもできます。
見て、触って、生き物への接し方や生態を学ぶことができます。

 

宍道湖自然館ゴビウス

 

玉造温泉

玉造温泉松江市玉湯町にある『玉造温泉』は、美肌と縁結びのパワースポットが点在することで全国的にも有名な温泉地です。
日本で最初の美肌温泉と言われており、美肌効果が高いことでも知られています。
そのため、美肌効果の噂を聞き付けた女性が全国から観光に来るほど。

 

“姫神さまの湯めぐりチケット”を購入すれば、8ヵ所の旅館の温泉を楽しむことができます。

「玉作湯神社」では、社務所で授けていただく“叶い石”を境内にある丸い“願い石”にあてて願い事をして、叶い石を持ち歩くと願いが叶うとのこと。
叶い石を授かる際に“願い札”という複写式の札もあるので、札に願い事を記入して、1枚は賽銭箱に入れて、もう1枚は叶え石と一緒にお守りに入れて持ち歩きましょう。

 

美肌になれる玉造温泉で、日頃の疲れを癒しませんか?

 

玉造温泉

 

隠岐郡

隠岐郡フェリー・高速船か飛行機でのみ行ける『隠岐郡』
隠岐郡は3町1村の郡で、島前(どうぜん)と島後(どうご)に分かれています。

美しい自然と港の町並みが魅力的な島々で、観光名所も多数あります。
隠岐の島に付いたら、観光に行く前に「隠岐自然館」で隠岐の島の成り立ちや島の動物などを知っておくと、より隠岐の島観光を楽しむことができます。

マリンスポーツにサイクリング、キャンプに釣り、海水浴など色々なアウトドアを楽しめます。
他にも約800年の歴史を持ち、雄牛どうしがぶつかり合う伝統文化「牛突き」は大迫力です。

 

隠岐の島町観光協会 公式サイト

 

ローソク島

ローソク島島根県の隠岐の島・北西の沖合いから見える『ローソク島』
この無人島は火成岩でできており、約20メートルの高さがあります。

頂上にある岩の先端に、沈む夕日が重なってローソクのように見えることからローソク島と呼ばれるようになりました。

夕日と綺麗に重なった状態を見るなら、遊覧船から眺めるのがベスト。
ベテランの船長がベストショットのアドバイスをしてくれるのでカメラを持って乗船することをオススメします。

 

遊覧船は事前予約が必要です。

 

神魂神社

神魂神社島根県松江市大庭町にある『神魂神社(かもすじんじゃ)』は日本最古の大社造りの神社で国宝にも指定されています。

格式の高い神社で、国産み・神産みを行なったという「伊耶那岐命(いざなみのみこと)」を主祭神としており、「伊邪那岐命(いざなぎのみこと)」が祀られています。
日本列島を生み出し、様々な伝説の残る神として日本で最も有名な神と言えます。

厳格な空気が境内一帯を包んでおり、地元の人イチ押しのパワースポット
で、地元の人からは“大庭(おおば)の大宮さん”という名で親しまれています。
夫婦の問題や安産、妊活、火を扱う仕事に関することなどご利益が多くあります。

 

神魂神社

 

松江フォーゲルパーク

松江フォーゲルパーク世界最大級の室内ガーデン『松江フォーゲルパーク』は松江市大垣町にあります。
園内には1万株以上の花々が1年を通して咲いており、100種類以上の鳥たちの姿を見ることができます。

 

ショーやイベントも充実しており、園内を散歩するペンギンの姿やフクロウの飛行ショー、タカやワシ、ハヤブサが飛翔する姿を見れるバードショーなどのイベントが季節ごとに開催されています。

また、園内には“出雲そば”を食べることができるそば亭「不昧庵」など食事も楽しめます。
松江フォーゲルパークは年中無休で営業しているので、季節を問わず楽しむことができます。

 

松江フォーゲルパーク

 

足立美術館

足立美術館安来市にある日本庭園が美しい『足立美術館』
地元出身の実業家・足立全康が収集した美術品をもとに設立された美術館で、近代日本画を代表する横山大観の名品が数多くコレクションされていることから「大観美術館」とも呼ばれます。
大観に魅了され、大観との長い交渉の末手に入れた作品の数々を展示しており、泣き落としをしてなんとか手に入れた作品もあったりと、足立全康の情熱が伝わってきます。

世界に誇れる美術館にするため、足立全康は91才で亡くなるまで、庭師を呼んでは陣頭指揮をとって庭園の手入れをしていたという逸話も残っています。
それだけこだわった甲斐もあって、現在は世界各国から観光客が訪れています。

 

館内の茶室「寿立庵(じゅりゅうあん)」では、静かに庭園を眺めながらお茶とお菓子をいただくことができます。
係の方が茶室について丁寧に説明してくれるので、茶室に初めて入る方も安心です。

 

足立美術館

 

島根県中部

石見銀山

石見銀山世界遺産にも登録された『石見銀山』には、毎日多くの人が訪れます。
かつて石見銀山で採れた銀は輸出され、世界の三分の一を占めたといわれています。

 

通常の鉱山では銀を製錬する過程で大量の木材が使われるため、自然破壊に繋がります。
しかし、石見銀山では計画的に植林も行われていたことで自然が今でも残り、鉱山でありながら豊かな自然が残る珍しい鉱山としても知られています。

石見銀山は3つのエリアに分かれており、食事や石見銀山の歴史をしることができる「大森エリア」、坑道を見学できる「銀山エリア」、温泉や宿泊施設のある「温泉津エリア」に分かれています。
ウォーキングやサイクリングも楽しめるので、自然の中で石見銀山をゆっくり観光することができます。

 

石見銀山 ホームページ

 

山吹城跡

山吹城かつて石見銀山防衛のため築城されたお城『山吹城』
現在はその跡を残すのみですが、石見銀山への観光の際に訪れる人も多くいます。

標高414mの山へ登ることができ、登城道は、ほぼ直登に近い階段となっています。
山頂の山吹城跡の本丸だった場所からは、石見銀山の全景を見ることができます。

 

 

山吹城は何度も争奪戦が繰り広げられた場所で、銀山一帯が徳川幕府直轄領となってからは、「大森代官所」がおかれたこともあって、山吹城は廃城となりました。

 

三瓶山まで360度のパノラマが楽しめる場所として登山に訪れる人もいます。

 

断魚渓(だんぎょけい)

断魚渓邑南町(おおなんちょう)にある『断魚渓(だんぎょけい)』上流約4キロメートルに亘る渓流です。
岩肌が露出した渓谷には滝はないものの、川が流れています。
谷底に千畳敷と呼ばれる岩盤が露出しており、自然の神秘を感じられます。

 

断魚渓という名前は、鮎の遡上(そじょう)を遮ることから名付けられました。
紅葉の時期には、また別の風情を味わうことができます。

 

 

他にも嫁ガ淵、通仙橋、千畳敷、神楽淵など24の景勝地があり、散策することができます。
キャンプ場も隣接しており、夏は多くの人々が訪れています。

 

琴ヶ浜

琴ヶ浜大田市仁摩町にある海岸『琴ヶ浜』
ここでは「鳴り砂(鳴き砂)」が有名な海岸で、砂の上を歩くたびにキュッキュッと鳴る珍しい海岸となっています。
なぜ鳴るのかというメカニズムは現在でも明確には分かっておらず、様々な推測や検証が行われています。
また、日本の音風景100選と日本の渚百選に選ばれています。

 

実は鳴り砂は全国各所に存在しており、2007年に発足した「全国鳴き砂(鳴り砂)ネットワーク」では、地域によって鳴り砂または鳴き砂と呼ぶことが決定しました。

 

琴ヶ浜という地名には由来があり、壇ノ浦の源平の戦に敗れたある平家の姫がボロボロの船でこの地に流れ着き、その際に村人に助けられたお礼も兼ねて、姫は毎日琴を奏でていました。
その姫を“琴姫”と呼んで村人たちは慕っていましたが、病で琴姫が亡くなって以来砂浜が琴の音のように鳴くようになったことから、この海岸を“琴ヶ浜”と名付けられました。

 

そんな琴ヶ浜も夏には多くの海水浴客で賑わいます。

 

琴ヶ浜

 

仁摩サンドミュージアム

仁摩サンドミュージアム大田市には砂の博物館『仁摩サンドミュージアム』があります。
ガラス張りの6つのピラミッド群からなっている建物が特徴的で、地元出身の建築家・高松 伸によって設計されました。
ここでは鳴り砂の紹介やガラス工芸体験ができます。

 

世界最大の砂時計「一年計砂時計」があることでも有名で、ドラマや漫画でも登場したことがあります。
2015年9月にはギネス世界記録にも登録されました。

 

一年計砂時計は高さ5.2m、直径1mもの大きさで、重さ約1トンもの砂が使用されています。
毎年大晦日には、この砂時計をひっくり返す一大イベント「時の祭典」が開かれ、県内外から多くの人々が訪れています。

 

仁摩サンドミュージアム

 

島根県西部

島根県立しまね海洋館 アクアス

アクアス『島根県立しまね海洋館 アクアス』は、浜田市久代町と江津市波子町にまたがる位置にある水族館です。
中四国地方最大級の施設で、約400種10,000点もの海の生物と西日本では唯一シロイルカを見ることができる場所です。
シロイルカによる「バブルリング」が有名で、携帯電話のCMにも登場しました。

 

本館の西側には「ペンギン館」があり、逆L字型の水槽からはペンギンの泳ぐ姿を正面と頭上に見ることができる珍しい形になっています。
山口県見島の北約30kmで捕獲された「ダイオウイカ」の迫力のある標本も見ることができます。

 

デートスポットとしても人気で、アクアス隣接施設のはっしー広場では食事も楽しめます。

 

しまね海洋館アクアス

 

森鴎外記念館(もりおうがいきねんかん)

森鴎外旧家明治の文豪として知られている森鴎外(もりおうがい)
津和野町町田には森鴎外旧居の隣接に『森鴎外記念館』が設立されています。
森鴎外ゆかりの品々や貴重な資料が一般公開されており、森鴎外の作品などに影響を受けた様々な方が訪れています。

 

小説家だけでなく軍医としても権威があり、ドイツとの交流も行っていたこともあって、この記念館はドイツ・ベルリン市の大学付属施設としてドイツ人の方々によって開館されています。
ベルリンや東京にも森鴎外記念館が設立されており、その影響力の高さが伺えます。

 

また、森鴎外の命日である7月9日や生誕日の1月19日頃には、記念講演会やフォーラムなども開催されています。

 

森鴎外記念館

 

殿町通り・多胡家老門

殿町通り津和野町の武家屋敷のなまこ塀が並ぶ、石畳の通り『殿町通り』
ここには、かつて家老屋敷が隣接しており、通りに沿って流れる掘割には2万匹あまりの鯉が泳いでいます。

殿町通りにある「多胡(たご)家老門」は、かつて津和野町周辺地域を治めていた亀井氏に十一代に渡って家老職を務めた多胡家の表門で、藩財政に大きく貢献しました。

そんな家柄である多胡家の表門は、間口4m、長さ26mという大きさで存在感があります。
県指定有形文化財に指定されており、その佇まいは往年の隆盛を今に伝えています。

 

殿町通り・多胡家老門

 

太皷谷稲成神社

太皷谷稲成神社
全国で唯一「いなり」を「稲成」と表記する珍しい神社『太皷谷稲成神社』
島根県鹿足郡津和野町にあるこの神社は、日本五大稲荷のひとつに数えられています。
ここでは、宇迦之御魂神(うかのみたま)という稲荷神と伊弉冉尊を祀っています。

 

本堂や鳥居は朱塗りが施されており、見た目も華やか。
参道には千本の鳥居があることで全国的にも有名な神社です。

この神社では独特の参拝形式である「四か所まいり」があり、4ヶ所の参拝所に蝋燭と油揚げをお供えします。
願望成就のほかに、商売繁盛、開運厄除、交通安全といったご利益があります。

 

太皷谷稲成神社

 

パワースポットがたくさん!

島根県には出雲大社の他に数多くのパワースポットが存在し、各所の神社の中には出雲大社所縁の神社も多数存在します。
特徴的な神社が多く、独特な文化もそれぞれの地域に残っています。

歴史的にも重要な資料や建築物も多数現存しており、多くの人々の手によって支えられて今なお綺麗な状態で保存されています。
先祖代々から受け継がれてきた貴重なものを島根県では多数見ることができます。

友達や恋人、ご家族で是非一度、島根県へ旅行に行ってみてください。
伝統的な工芸品や島根和牛、出雲そばといったグルメもあり、神秘的なパワーと歴史を身体で感じられることでしょう。


2015/10/23更新

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