概要
夏の風物詩といえば「花火」。
夏の時期には全国各地で花火が打ち上げられ、これを見ないと夏を実感できないという人もいるのではないでしょうか?
家族や友人・恋人とする小さい花火も良いですが、やはり大きい花火も見たいもの。
鳥取・島根でも夏の時期は至る所でお祭りが開催されており、花火も多く打ち上げられています。
大規模な花火大会だと人も多く、見やすい場所を探すのも一苦労。
本格的な夏が始まる前に穴場スポットを確認しておけば迷うことなく行けて、快適に花火を観賞できます。
今回はそんな穴場スポットと呼ばれているところをご紹介。
鳥取
鳥取しゃんしゃん祭
毎年鳥取市の千代河原市民スポーツ広場で開催されている「鳥取しゃんしゃん祭」。
カラフルな「しゃんしゃん傘」を使った「しゃんしゃん傘踊り」が印象的なお祭りです。
傘には鈴が取り付けられており、回すことでシャンシャンと音が響き渡ります。
しゃんしゃん傘は元々市民が参加しやすいように考案されたもので、よりオリジナルの振り付けがができるように「すずっこ」という幅広のしゃもじのような板に6個の鈴を取り付けた楽器が考案され、「すずっこ踊り」も登場しました。
夜にはフィナーレとして花火が打ち上げられ、県内の小学生から募集したオリジナル花火も打ち上げられます。
オススメスポットは当日のみ歩行者専用道路になる千代橋で、花火の打ち上げ会場から近いこともあって見晴らしの良い場所です。
ただし、場所が場所なので多少は混雑するかもしれません。
- 2016年 打ち上げ数:約5000発
- 打ち上げ時間:20時~21時頃まで
若桜町納涼花火大会
C12型蒸気機関車の見学・乗車が人気の若桜町(わかさちょう)。
天然の岩洞に設けられた不動院岩屋堂などの歴史的建造物が残るこの町では、夏になると「納涼花火大会」が毎年行われています。
手動式転車台や給水塔、昭和初期の駅舎が今でも残っている若桜駅では今でも硬券切符が使われており、鉄道ファンに人気の駅となっています。
花火大会当日には駅周辺でイベントも開催され、ライトアップされたSL機関車と花火のコラボレーションを楽しめます。
そのため、少し駅から離れたところであれば自然と人も減るため、花火も見やすくなるでしょう。
- 2016年 打ち上げ数:約1400発
- 打ち上げ時間:20時~20時30分頃まで
米子がいな祭
米子市で毎年開催される「がいな祭」。
“がいな”とは”大きい・大きな”という意味の方言で、がいな祭は鳥取県内でも有数の大規模なお祭りとなっています。
駅前のメインストリートではステージが設置され、有名人を招いたり、万灯パレードといったイベントが行われています。
2日目の夜には米子港で大体5000~7000発の花火が打ち上げられています。
湊山公園内から続く米子城山跡は見晴らしも良く、花火もよく見えますが、登るのは大変で夜間は足元が見えにくく危険なのでオススメしにくい場所です。
登るのであれば必ず懐中電灯と歩きやすい服装・靴を用意しましょう。
湊山公園の沿岸なら十分なスペースがあるため、比較的ゆったりと花火を見ることができます。
公園には無料の駐車場があるため、そこに自動車を駐車して米子駅の方まで歩いて行くこともできます。
ただ、がいな祭の時には非常に混雑するので駐車するのであれば早めに行く必要があります。
- 2016年 打ち上げ数:約6000発
- 打ち上げ時間:20時~20時45分頃まで
みなと祭
ゲゲゲの鬼太郎や蟹といった港町として知られる境港市。
毎年開催されている「みなと祭」は大漁祈願祭から始まり、約2000発の花火が打ち上げられています。
対岸の島根半島に反響するほどの花火の音がするので、目だけでなく体で花火を感じられます。
海沿いの弥生緑地からよく見えるので、ゆったりと楽しめます。
また、花火の打ち上げと同時に約2400個の灯ろうも流され、空も海面も明かりで埋め尽くされます。
- 2016年 打ち上げ数:約2000発
- 打ち上げ時間:20時~21時00分頃まで
浦富海岸元気フェスティバル 岩美花火祭り
岩美町の夏の風物詩となる「浦富海岸元気フェスティバル 岩美花火祭り」。
毎年開催されており、ステージイベントや海上打ち上げ花火が行われています。
日本海に輝く漁火をバックに、浦富海水浴場から上がる花火は迫力満点。
当日には花火遊覧船も出ており、より花火を近くで楽しむことができます。
屋台村やうまいもん市もあり、見て・食べて楽しめるお祭りとなっています。
- 2016年 打ち上げ数:約2500発
- 打ち上げ時間:20時~
島根
松江水郷祭湖上花火大会
山陰地方としては最大級の花火大会「松江水郷祭」。
松江市で開催されているお祭りで、2日間にわたって宍道湖を舞台に花火が打ち上げられています。
花火は2日目の方が打ち上げられる数も多いのも特徴です。
昼間は「松江だんだんまつり」が催され、様々なステージが行われています。
毎年40万人前後の見物客が訪れるので非常に混雑します。
スターマインや尺玉、水中花火といった特殊な花火も見れるので見応えがあります。
白潟公園であれば公園が広いので比較的ゆったりと花火を観賞でき、少し北にある末次公園でも花火を見ることができます。
他にも岸公園や袖師公園といった宍道湖に面した公園は比較的花火が見やすいです。
- 2016年 打ち上げ数:約10000発(2日間の合計)
- 打ち上げ時間:20時~21時00分頃まで
出雲神話まつり・花火大会
出雲大社で有名な出雲市で行われている「出雲神話まつり」。
今市町のくにびき中央通りでは出雲盆踊りが練り歩きます。
出雲神話のヤマタノオロチ退治をしたと言い伝えられている斐伊川では花火大会が毎年行われています。
出雲盆踊りがあった翌週に花火大会が開催されるので、日付を間違えないようにしましょう。
また、専用駐車場などが無いので電車・バスといった公共機関を使うことをオススメします。
斐伊川から少し離れますが、平田町内を流れる河沿いは建物が低く、花火が見やすいです。
斐伊川近くであれば大迫力の花火を楽しめるので、混雑具合を見て判断して下さい。
- 2016年 打ち上げ数:約8000発
- 打ち上げ時間:20時~20時50分頃まで
浜っ子夏まつり
浜田市で大漁祈願や涼風を祈願して始まった「浜っ子夏まつり」。
浜田漁港の防波堤3か所から打ち上げられる花火は大迫力で、尺玉やダブルワイドスターマインといった花火が見れます。
当日はステージイベントも開催され、伝統芸能である「石見神楽」を見ることができます。
高台に位置する「道の駅 ゆうひパーク浜田」は1階にフードコートがあり、2階の展望スペースから花火を見ることができます。
ここでも毎年神楽が開催されており、賑わっています。
夕方にゆうひパーク浜田に到着して晩御飯でも食べながら花火の時間が来るまでゆっくり過ごしても良いでしょう。
- 2016年 打ち上げ数:約5000発
- 打ち上げ時間:20時30分~21時15分頃まで
江の川祭
2016江の川祭 ホームページ
江津市内を流れる江の川河口周辺で行われる「江の川祭」。
お祭りでは「おろちボートレース」や「江津市音頭パレード」が行われています。
フィナーレとなる花火大会では、川面を流れる「灯ろう流し」と、「星高山のイルミネーション」により、情緒をかもし出します。
夜店も約130近くあり、色々と楽しめるお祭りとなっています。
打ち上げ場所が近いこともあって花火は迫力があり、9ヶ所同時打ち上げの音楽花火は圧巻です。
- 2016年 打ち上げ数:約6000発
- 打ち上げ時間:20時00分~20時50分頃まで
自分なりの穴場スポットを見つけよう!
花火大会の穴場スポットに詳しいのはやっぱり長年地元に住んでいる人の方が詳しかったりするものです。
開催される花火大会の会場に近いところに住んでいる知り合いがいるのであれば聞いてみましょう。
ドライブや探検といったことが好きな人は自分で散策してみるのも面白いかもしれません。
穴場スポットを訪れる際は、近隣の方などの迷惑にならないように注意したり、立ち入り禁止などの危険な場所に入らないようにしましょう。